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上野公園で開催されていた「角打ちフェス」で過ごすご機嫌な休日

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第3段まで連載して来たチェアリング企画ですが、気温が30度を超える日も多くなってきたこともあり、涼しくなるまで一旦おやすみ予定です。その代わりお酒好きにはたまらない「酒屋角打ちフェス TOKYO酒屋魂」というイベントが開催されていましたので参加してきました。コロナ禍で食に関するイベントが休止に追い込まれていましたが、少しずつ復活してきましたね。食の楽しみを届けたいと考えているぐるっぱ事務局としても、とてもうれしく思います。ということで今回はちょっと真面目な話も含めてイベントレポをしてみたいと思います。

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そもそも角打ちって何?


「角打ち」は「かくうち」と読み、酒屋さんの店頭や店内に用意されたスペースで、お酒を楽しむことをといいます。ただ単にお酒を飲むだけではなく、酒屋さんによって、立ち飲みだったり、ビールケースに座れたり、調理場が併設されていたり、様々なスタイルがあります。最近は商売の跡を継いだ若手主人が気軽に酒文化を楽しんでもらえる場として店舗を改装する場面も多くなってきました。
角打ちの魅力は、リーズナブルな価格で楽しめること。酒屋さんで販売されているお酒をその場で飲むので店頭価格のままで楽しめることが多いですし、日本酒やウイスキーは量り売りをしてくれることも多く、飲み比べにも最適なのです。
なお、おつまみが乾き物やお菓子しかないお店も多いですが、それはそれで大きな魅力。軽いつまみとともにサクッとお酒を楽しんで長居せずにサクッと帰る。角打ちにはそんな楽しみ方もあるのです!
ちなみに私ウジリィは角打ちも大好き人間です。住んでいる東京都大田区やお隣の川崎市には様々な角打ちがありまして・・・爆
そんな角打ちを休日の昼間にぷらっと訪れて、地元の大先輩方(常連さん)に何十年も前の昔話を伺いながら飲む一杯は格別だったりします。

酒屋角打ちフェス TOKYO酒屋魂とは?(公式HPより)


事前情報が長くなりました。そろそろ本題に入りましょう。
まずは「酒屋角打ちフェス TOKYO酒屋魂」について説明です。公式HPにわかりやすい説明が記載されていましたのでご紹介します。

酒屋を巡ってオススメのお酒を楽しむイベント!
お酒のプロである酒販店がセレクトした選りすぐりの日本酒や焼酎、ワインなどを「角打ちスタイル」で提供します。
個性ある酒販店ブースを巡り、自由に楽しく飲み歩き!
グルメブースでは、お酒に合う料理やおつまみが勢揃い。特設ステージでは、ミュージシャンがイベントを盛り上げます!
このほか、「きき酒体験コーナー」では、日本酒の種類や焼酎の原料による違いを気軽に学べます。
また、期間中は「20歳未満飲酒防止・飲酒運転撲滅」の社会啓発に努め、適正飲酒の推進を広くアピールします。

主催
東京小売酒販組合
東京酒販協同組合連合会
TOKYO酒屋魂実行委員会

後援
東京国税局
台東区

公式HPから引用
なんと!国税局がサポートしているイベントでした!これにはお酒が大好きなウジリィもビックリです!
酒税は、国の大切な財源ですからね・・・つまりは、皆が楽しくお酒を楽しむことが国の財政を支えることに繋がるのです。なお、そういう観点からすると、私もある意味、逆に、ある反面、高額納税者です!爆

会場の様子をご紹介

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会場の外観はこんな感じです。
入口で検温を済ませ中に入ると、まず最初に会場内でお酒やおつまみとの引き換えに使用するコインを購入します。10枚で2800円だったのですが、コインとは別に特設ブースでの利き酒チャレンジへの参加券も付いてくるのでお得感があります。
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また、お酒がメインの角打ちコーナーとは別に日本全国のグルメを集めたフードブースも多く出店されており、お酒を飲む前からテンションが上ります!フードが充実していると様々な組み合わせを考えるという楽しみも増えるのでうれしいですよね!

ということで早速フェスを楽しんでいきます。
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まずは利き酒チャレンジです。4つのカップに入ったお酒のセットを受け取り、「純米酒」「吟醸酒」「米焼酎」「麦焼酎」を判別するのですが、ソムリエ資格を持つ私も若干悩んでしまうような内容になっていました。とはいえそこはソムリエかつノムリエとして鍛えた感性でなんとか?無事に正解。ひと安心であります 汗
なお、正解の景品としてフェス仕様のお猪口をいただきました!かわいいですね!
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①まずはハイボールで喉を潤す
酒屋さんのブースがたくさんあり、迷いに迷ったのですが炎天下だったこともあり、最初はハイボールをセレクト。
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私、ウジリィが人生で初めて美味しいと思った思い出のウイスキー「グレンモーレンジィ」を発見したのでソーダ割りでいただきました。爽やかかつ華やかな香りが心地よい美味しいお酒です。

②夏を感じる肴を調達する
本格的にお酒を楽しむ前に酒の肴を調達します。
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フードブースを一通り回って選んだのは夏の風物詩鮎の塩焼き!いい感じに炭焼きされ香ばしさが漂っておりまして思わず・・・。私は高知県出身なので小さい時から鮎をよく食べていましたが、炭焼を食べる機会は少なかったので、とても惹かれるものがありました。

③鮎にはやはり日本酒!
鮎を調達したら気分はすっかり日本酒へ。
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せっかくなので飲んだことがないお酒を選んでみようということで「江戸下町(純米吟醸)」「勢正宗(純米)」「浅草(普通酒)」の3銘柄を鮎に合わせていきます。それぞれ個性的ではありますが、どれもしっかりとした味わいの中にキレがあり、鮎が持つほろ苦さと素晴らしく調和します。米や麹のふくよかさを感じる生酒も好きですが、こういう飲み飽きしない昔ながらのお酒も好きだなあ・・・。フェスのような環境では常温で楽しむことが多いと思いますが、そうすると食中酒としての素晴らしさがより分かる気がします。

④クラフトジンも味わっておく
気温も上がってきてスッキリしたい気持ちになってきたこともあり、ジンのソーダ割りなんて飲めないかな・・・とフラフラしていたら国産のクラフトジンを発見!
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商品名は「クラフトジン瀬戸内 檸檬」。店員さんによると、檸檬という名前の通り「レモンの美味しさがしっかり感じられる味わい」を大切にした商品ということで今の気分にぴったりの予感。速攻でソーダ割りをお願いしていました 笑

⑤最後はワインで締める
これまで、日本酒→焼酎→ウイスキー→日本酒→ジンと味わって来ましたが、コインの枚数も少なくなってきたこともありそろそろ最終コーナーに突入です。そしてこの日の最後に選んだのは・・・青森県にあるサンマモルワイナリーさんの津軽ワインです。
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これまで飲んだことが無かったのも大きかったのですが、店員さんの「白ワインはあと1杯で売り切れです!」という声に思わず反応 笑 貴重な最後の一杯(実際はカップ半分ほど)をいただくことが出来ました。なお、これだけで満足だったのですが、スタッフさんが気を利かせていただきまして、なんと赤ワインをサービスでいただくといううれしいサプライズも!
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フェスの最後を飾るのに相応良い、ホスピタリティーに溢れたおもてなしを受け大満足でした!そしてまた好きなワイナリーさんが増えました!

角打ちフェスのもうひとつの魅力


酒屋さんや飲食ブースを周り、様々な酒類のお酒を飲めるのがイベントの大きな魅力ですが、酒屋さんがブースを構えていることでもうひとつの魅力があります。それは飲んだお酒が気に入った場合、その場でそのお酒を購入出来るという点です!私はフェスの後に予定があったので購入を見送りましたが、自宅へのお土産としてお酒を購入している方もチラホラいらっしゃいました。酔っ払って気が大きくなってついつい・・・という方も多かったかもしれませんが・・・笑
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こんな感じでその場で購入可能でした。

イベントに参加して思うこと


若者の酒離れは我々、酒販業界にとっては深刻な問題と言われています。
この流れが上向くことは難しいのかもしれませんが、今回のようなイベントを通じてお酒飲み方や楽しみ方が少しでも多くの方に伝わると良いなと心から思いました。イベントには20代と思われる方々もたくさん参加していましたし、良い流れもやってきているように思えます。
またアフターコロナに向けた動きも活発になってきています。少しずつになるかと思いますが、外国人観光客も戻ってくるはずです。本イベントが日本人だけではなく、外国人の方にも日本の酒文化に触れていただくきっかけにもなると良いですね!